筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第37回はトワイニングのイングリッシュブレックファストティーをレビューしてみます。
どんなブランド?
トワイニングは1706年創業、ロンドン発の紅茶ブランドです。
その名を聞いたことがない、見たことがないという人はほとんどいないのではないでしょうか。
世界的なブランドであり、日本でも極めて広く親しまれています。
スーパーやコンビニに当たり前のように置いてあり、人々の日常に完全に溶け込んでいます。
公式サイトを見てみると、驚くべき話がたくさん書かれています。
たとえば、
伝統の国・イギリスを体現したようなブランドですね。
変わることなく進化し続ける、みたいな姿勢が感じられてかっこいいなあ。
うちでは他にゴールデンアッサムのレビューもしてます。
こっちもぜひ読んでみてね。
どんな茶葉?
今回レビューするのはイングリッシュブレックファストティー、ティーバッグ25袋入りです。
トワイニングの紅茶はとてもポピュラーなので、小売店の店頭にもたいてい数種類並んでいます。
今回ご紹介するイングリッシュブレックファストは真っ赤なパッケージが目印です。
ただし、本場英国では山吹色のパッケージもあったりするらしい、という豆知識。
国やバージョンによっていろんなデザインがあるみたいだね。
横置きにしてぱかっと開きます。
個包装のティーバッグです。
裏面に紅茶のいれ方が書かれています。
タグひも付きの四角いティーバッグです。
中の茶葉は顆粒~粉末くらいの細かさです。
コクのある甘みとスーッとした爽やかさを帯びた香りがします。
茶葉の産地は明らかにされていません。
英語版の公式サイトには、
We get to visit tea gardens all over the world to find the best teas for our English Breakfast.
つまり「世界中の茶園を訪れベストな茶葉を探している」とあり、続く文章にアフリカやスリランカの名前が挙がっています。
ストレートでいれる
ティーバッグ個包装の裏面に蒸らし時間「3-4 MINUTES」とあるので、筆者はストレートなら3分、ミルクティーなら4分でいれています。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。
ゆったりと香ばしい香りが広がります。
水面には毛茸が浮かんでいます。
水色は、黒に迫る極めて深い赤茶色です。
浸出したティーバッグを取り出すと袋が赤く染まっており、水色の鮮やかさや濃密さがうかがえます。
コクのある濃い味ですが、見た目よりはあっさりとしている印象で、引っかからずなめらかで飲みやすいです。
蒸らし4分だとやや苦みや渋みが出てきます。
3分なら甘みや旨みをじゅうぶんに味わうことができるので、ストレートではこちらのほうがおすすめです。
ミルクティーにする
ミルクティーにするときは、小さめのマグカップで蒸らし4分、牛乳控えめ、砂糖控えめがおすすめです。
三温糖をティースプーンで軽く山盛り二杯入れ、成分無調整牛乳を適量加えたミルクティーがこちら。
香りの強さは控えめですが、ミルキーな濃い香りがします。
水色は健康的な小麦色の肌の色です。
実物は写真より明るく濃く、おいしそうないい色をしています。
一口飲んだら、思わず「うんま~~~!」と声に出してほっと一息ついてしまうこと間違いなし。
非常にバランスがよく、優しく穏やかな味わいです。
ストレートのときと同様に、濃厚ながら比較的あっさりしていてスルスル飲めます。
砂糖や牛乳の味が割とそのまま生きる印象です。
眠気覚ましにガツン!というより、のんびりおはよう、みたいなイメージの紅茶だね。
午後から夕方にかけてのリラックスタイムにもおすすめです♪
洋焼菓子と合わせる
オーソドックスな味わいの紅茶なので、背伸びしないシンプルなティータイムにもってこい。
まずは定番中の定番、洋焼菓子と合わせてみようと思います。
横浜馬車道十番館のブラフマドレーヌと合わせてみました。
いっさい奇をてらわない、卵、小麦粉、バターの王道焼菓子。
シンプルだからこそ癒される、そんな贅沢なひとときを味わえる組み合わせです。
お次はデアのメープルクッキーと合わせて。
ミルクティー向けとしては比較的あっさりした紅茶なので、風味が強くもったりとしたクッキーにもよく合います。
秋の昼下がり、一息つきたいときにぜひどうぞ。
デアのメープルクッキーはネット上にあんまり流通してないので、類似の商品を貼っておきます。
こっちもおいしいのでおすすめ。
チョコレートと合わせる
濃い味とあっさりした飲みやすさが両立しているお茶なので、無糖のストレートティーでチョコレートと合わせるのもいいですね。
リンツのリンドール、ミルク・ホワイト・60%カカオを合わせてみました。
今回はたまたまシンプルなチョコレートで揃っていますが、ストロベリーやキャラメルなど、どんなフレーバーにも安心して合わせられます。
秋冬には特におすすめのティータイムです。
こんなときにおすすめ
トワイニングの紅茶全般に言えることだけど、「こんなときにおすすめ」っていうよりは「おおよそどんなときにでもおすすめ」です。
どの紅茶もスタンダードでバランスのいい味わいなんだよね。
たとえば「ガツンとパンチの効いた特濃のミルクティーが飲みたい!」というときにはやや不向きですが、それでもティーバッグを二個、三個と増やせば対応できそうな印象です。
汎用性が高く、価格の面でも流通量の面でも求めやすい、日常生活に寄り添う素敵な紅茶です。
入手方法
今回ご紹介したティーバッグ25袋入りは日本ではあまり流通していませんが、日本語版の20袋入りは非常に豊富に流通しています。
成城石井やジュピターなどの輸入食品店はもちろん、普通のスーパーの紅茶売り場にも置いてあります。
近場を軽く探してみて見つからないときは通販が手っ取り早いです。
大手通販サイトで常時取り扱われています。