ティーバッグでおいしい紅茶をいれるのは、本当にこれ以上ないほど簡単です。
たった三つのコツを押さえるだけで、誰でもおいしくいれられます。
という方に向けて、ティーバッグを使った紅茶のいれ方をご説明します。
おいしい紅茶生活の第一歩、いっしょに始めてみよう!
用意するもの
以下、ひとつずつ詳しく見ていきます。
ティーバッグ
紅茶のティーバッグならなんでもOKです。
マグカップ
いつも使っているマグカップでOKです。
小皿
マグカップにふたをするために使います。
ふた代わりなので、お皿である必要は特にないです。
マグカップカバーや、ふた付きのマグカップをお持ちであれば、ぜひそれを使いましょう。
やかん または 電気ケトル
お湯を沸かせればなんでもよいです。
筆者が愛用しているやかんはこちらです。
タイマー
蒸らし時間を計るのに使います。
正確に計りたいので、時計ではなくタイマーがおすすめです。
いれ方
ティーバッグでおいしい紅茶をいれる3ステップはこちらです。
この三つのコツを押さえれば、本来のおいしさがじゅうぶんに発揮された紅茶がいただけます。
それじゃあさっそくいれてみよう!
にゃ~。
ステップ1:水道水を沸かす
やかん、または電気ケトルで水道水を沸かします。
水の量は、マグカップ一杯分より少し多めでいきましょう。
おいしい紅茶には、空気をたっぷり含んだ新鮮な水が欠かせません。
ステップ2:熱湯を注ぐ
マグカップにティーバッグをセットし、沸騰中の熱湯をすかさず注ぎます。
やけどしないように気をつけてくださいね。
お湯が沸いたら、温度を1℃も下げないつもりですかさず注ぎましょう。
ステップ3:ふたをして蒸らす
小皿でふたをして、タイマーをセットし、蒸らします。
蒸らし時間は茶葉によって異なります。
ティーバッグのパッケージに記載があればその通りに、記載がなければ、とりあえず3分くらいから試してみてください。
蒸らし時間は、はじめは書いてある通りにいれてみて、二回目以降、好みに合わせて調整するとよいでしょう。
時間になったらふたを開け、ティーバッグを軽くゆすって引き上げます。
以上で、おいしい紅茶のできあがりです!
これやっちゃあかん
次のようなことをすると残念な味になりますので、ご注意ください。
×保温したお湯でいれる
おいしい紅茶をいれるには「100℃の熱湯を注ぐ」=「沸騰中のお湯を注ぐ」必要があります。
×くみ置きの水を沸かしなおす
おいしい紅茶に必要なのは「空気をたっぷり含んだ新鮮な水」なのでアウトです。
×ミネラルウォーターを使う
おいしい紅茶に必要なのは「空気をたっぷり含んだ新鮮な水」なのでアウトです。
×お湯を沸騰させ続ける
お湯の中の空気が抜け、ひどい風味の紅茶ができあがってしまいます。
沸騰し始めたら、間を空けずにすかさず注ぎましょう。
×沸騰させたお湯を冷ます
おいしい紅茶をいれるには「100℃の熱湯を注ぐ」必要があります。
温度を下げないよう、沸騰中のお湯をすかさず注ぎましょう。
×ふたをしない
「ふたをして蒸らす」のが紅茶をおいしくいれるポイントです。
×蒸らし時間を守らない
たとえば、規定の蒸らし時間が1分の茶葉を、3分、5分と蒸らし続けると、渋みやえぐみが出てしまうことがあります。
はじめは規定の時間通りにいれて、二回目以降、必要に応じて調整するのがよいでしょう。
×ティーバッグをしぼる
雑味の原因になります。
蒸らし終わったら、ティーバッグを軽くゆすって、静かに引き上げましょう。
ちなみに、カレルチャペックなど、しぼることを推奨しているブランドもあるんだよ。
そんなときはぜひ、ブランドのおすすめ通りにやってみてね。
余裕があったらもうひと手間
余裕があれば、こんなところに気を使うとさらにおいしくなるかもしれません。
マグカップを温める
あらかじめ、マグカップにお湯をくぐらせて温めておきましょう。
湯温をなるべく下げないための補助的なひと手間になります。
「ステップ1:水道水を沸かす」で、水の量を少し多めにしたのはこのためです。
茶液をじっくり出しきる
蒸らし終わったあと、ティーバッグをすぐに引き上げず、マグカップのふちに寄せてじっくり待ち、滴る茶液を出しきりましょう。
紅茶をいれるときの最後の一滴を「ゴールデンドロップ」といいます。
最後の一滴まで旨みが凝縮されているので、じっくりていねいに出しきりましょう。
蒸らし時間を調節する
好みに合わせて、蒸らし時間を調整してみましょう。
いろいろ試して変化を楽しんだり、一番おいしいタイミングを研究してみるのも面白いですよ。
ちなみに、濃くいれたいときは蒸らし時間はそのままで、お湯の量を減らすか、ティーバッグを増やすといいよ。
アレンジする
砂糖で甘みをつけてみたり、牛乳を加えてミルクティーにしたり、自由なアレンジを楽しみましょう。
茶葉によっておいしい飲み方は変わってくるし、味の好みも人それぞれ。
無理して飲む必要は全然ないよ!
とことん自分好みにアレンジしちゃってね♪
それでもおいしくなかったら
単純に、その茶葉が好みに合っていない可能性があります。
茶葉の種類を変えてみたり、ブランドを変えてみたりするとよいでしょう。
また、同じ名前の茶葉でも、ブランドによって味がまったく異なります。
たとえば「××のアッサムはいまいちだけど、○○のアッサムはおいしい!」といったことも普通にあります。
どうやってもやっぱりおいしくないぞ?と思ったら、無理せず、ほかの茶葉を試してみましょう。
まとめ
最後にもう一度、ティーバッグでおいしい紅茶をいれるための3ステップをおさらいしましょう。
紅茶はいれ方ひとつでおいしさががらりと変わります。
でも、守るべきポイントは実はこんなにシンプルなんです。
ぜひ、おうちで気軽においしい紅茶を楽しみましょう!