筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第8回はアーマッドティーのイングリッシュブレックファストをレビューしてみます。
どんなブランド?
アーマッドティーは1953年創業、ロンドン発の紅茶ブランドです。

高品質ながらお財布にやさしい価格設定で、数ある紅茶ブランドの中でもコスパのよさは随一。
世界的に広く展開しており、日本でも通販はもちろん、スーパーや輸入食品店などにわりと普通に並んでいます。

うちでは他にアールグレイとイングリッシュアフタヌーンもレビューしてるよ。

よかったらそっちも読んでみてね!


どんな茶葉?
今回レビューするのはイングリッシュブレックファスト、ティーバッグ50袋入りです。
数ある紅茶の中でも、筆者がもっとも愛しているブレンドのひとつです。「自宅で毎日飲むのにおすすめの紅茶は?」と聞かれたら迷わずこの茶葉を推します。
さっそく詳しく見ていきましょう。

外箱
お店では↑の箱にフィルムがかかった状態で売られています。

箱を開けた様子
箱の中にティーバッグが直接ごそっと入っています。
ゴミが減る、手間が省けてラクなどの理由から、個人的には非常に好ましい仕様です。

ティーバッグ
ティーバッグは丸くて平たい形をしています。タグひもはありません。
中の茶葉は、粉末とまではいかないものの細かめに粉砕されています。
ストレートでいれる
パッケージに「Infuse 3-5 minutes.(3~5分蒸らしてください)」とあるので、私は4分でいれています。以前は3分でいれていましたが、4分のほうがより好みの味になることを最近知りました。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。


ストレート
もふっと広がるような、濃く深いいい香りがします。ごくわずかに酸っぱさが感じられます。特に真冬にリラックスできそうな香りです。

ストレートの水色
ストレートの水色は限りなく黒く、下手したらコーヒー並みです。よく見ると赤みがかった深い茶色をしています。
味はというと、う、うーん……? なんとも評価しにくいです。極めて濃く密度の高い味で、深い旨みが感じられますが、これ自体がおいしいわけではないというか……。

それもそのはず、これはイングリッシュブレックファストなのです!

ミルクと砂糖を入れる前提のブレンドだからね。ストレートだとかなりいまいち。
というわけで、さっさと本来あるべきミルクティーにしてしまいましょう。
ミルクティーにする
三温糖をティースプーン山盛り二杯入れ、成分無調整牛乳を適量注ぎます。

ミルクティー
ストレートのときとは一転、甘いお菓子のような香りに大変身します。

ミルクティーの水色
水色はきれいな明るいキャラメル色です。
一口飲んで思わず「ああ~~~おいしい~~~!」と声に出してしまうほどおいしいです。味の濃さ、コク、旨み、どれをとっても最高です。
密度の高い濃い味と深い旨みが、砂糖とミルクを加えることで真価を発揮します。どことなくほうじ茶ラテのような雰囲気もあります。

やさしいゆるふわ系っていうよりは、はっきりした風味と旨みでガツンと押してくる感じ。

その強さが眠気覚ましにぴったりなんだよ~!

まさしくイングリッシュブレックファスト、名前通りの味だね。
ヨーグルトと合わせる
筆者は上記のミルクティーを毎朝一杯いれて飲んでいます。

ヨーグルトと合わせた様子
ミルクティーと合わせて、レーズンやナッツ、メープルシロップやはちみつをトッピングしたヨーグルトを食べています。
朝のこのひとときが、リズムの整った一日を送るうえで欠かせません。
ちょくちょく他の紅茶に浮気もしますが、帰ってくるのはいつもアーマッドティーのイングリッシュブレックファスト。私にとってのベストオブデイリーティーです。
お菓子と合わせる
もちろんお菓子とも相性抜群。ビスケット、クッキー、チョコレートなど、あらゆるお菓子と合わせられます。

ショートブレッド、チョコレートと合わせた様子
ウォーカーのショートブレッドとチョコレートの盛り合わせプレートに合わせてみました。
なんてハイカロリー。罪の味。最高です。

辛子明太子大型揚せんと合わせてみた様子
変わり種としてはこんな組み合わせも。黒糖ミルクティーにして明太せんべいと合わせてみました。
ミルクティーの甘みと明太子の辛みがベストマッチ。
後ほど詳しくお話ししますがこの紅茶、ありとあらゆるアレンジで楽しめます。黒糖を入れてもとっても美味なんです。
サンドイッチと合わせる
トーストやサンドイッチなど、モーニング的な食事にもぴったりです。なんせ名前がイングリッシュブレックファストですから、合わないはずがありません。

サンドイッチと合わせてみた様子
ビーフパストラミとたっぷり野菜のサンドイッチと合わせてみました。
パンをトーストして、好きなものを好きなだけ挟んで、温かい紅茶といただく至福のひととき。この上なく豊かな気持ちになれます。
アレンジを加える
シンプルにミルクと砂糖を加えるだけでも最高においしいですが、魅力はそれだけにとどまりません。実はおそるべきポテンシャルを秘めた紅茶なんです。
それは、あらゆるアレンジを受け入れる懐の広さ。
私がこれまでに試したアレンジを覚えている限り挙げてみると……
- ミルク+三温糖
- ミルク+三温糖+メープルシロップ
- ミルク+三温糖+はちみつ
- ミルク+黒糖
- ミルク+黒糖+きなこ
- ミルク+三温糖+塩+バター
- ミルク+三温糖(アイスティー)
これが全部おいしいというわけわからん汎用性の高さ! もう牛乳と甘みさえあればなんでもおいしくなるんじゃないかというレベルです。

メープルミルクティー
中でもこの「ミルク+三温糖+メープルシロップ」は至高のアレンジです。ぜひお試しください。

バターミルクティー
こちらはバターミルクティーにしたときの様子。オーソドックスなミルクティーに、塩ひとつまみとバターひとかけを加えます。
塩気を足すの!?と驚かれるかもしれませんが、これがなかなかどうしておいしいんです。コクのあるスープのような感覚でおいしくいただけます。

アイスミルクティー
アイスミルクティーにしたときの様子がこちら。ストレートでいれて砂糖を溶かしたものを常温で冷まし、氷を入れたグラスにミルクとともに注ぎます。
ちなみに上の写真では、その日の気分に合わせて、氷抜きでぬるめにしています。こういう細かいカスタマイズができるのがおうち紅茶のいいところです。
ゼリーにする
汎用性の極致ともいえる画像がこちら。

クラッシュゼリーにして練乳をかけた様子
ゼリーにしました。ストレートの茶液にゼラチンを加え、荒く砕いて練乳をかけました。
ガツンと濃厚な紅茶の風味が鮮烈! 手作りならではのおいしさですね。これは市販や店売りではそうそう味わえないでしょう。
上の写真ではゼリーは無糖、甘みは練乳のみですが、ゼリーにもある程度甘みをつけておいたほうがよりおいしいと思います。
こんなときにおすすめ

おいしさ、汎用性の高さ、手ごろな値段、入手しやすさ。総合的に今一番おすすめしたいミルクティー向けブレンドです。飲んだことない人はぜひ。
入手方法
筆者はいつも成城石井の店頭で買っています。
成城石井は楽天やYahoo!ショッピングにも出店しています。ネットで買いたい方はこちらからぜひ。↓
Amazon派の方はこちら。本記事でご紹介した50袋入りはありませんが、個包装の100袋入り/20袋入りは取り扱いがあります。↓