筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第26回はテイラーズオブハロゲイトのヨークシャーティーをレビューしてみます。
どんなブランド?
テイラーズオブハロゲイト(Taylors of Harrogate)は1886年、チャールズ・テイラーによって設立された英国発の紅茶ブランドです。
ハロゲイトとはイギリスの地名で、グーグルで画像検索してみると、その街並みの美しさに目を見張ります。こんな優雅な土地で育まれたブランドなんですね。
本家英国の公式サイトはこちらです。
うちでは今回紹介するヨークシャーティーのほかに、ヨークシャーゴールドもレビューしてるよ。
筆者の最愛の紅茶です!
ぜひ読んでみてね。
どんな茶葉?
今回レビューするのはヨークシャーティー、ティーバッグ40袋入りです。
パッケージはこんな感じ。
のどかな田園風景のイラストに、真っ赤な帯のデザインが印象的です。
上蓋がぱかっと開きます。
箱の中にティーバッグが直接入っています。
ティーバッグは二個つづりになっており、手で簡単に切り離せます。
ティーバッグは四角く、タグひもはありません。
中の茶葉は粉末に近い細かさです。
香ばしく、やや重みを感じさせる、厚みのあるいい香りがします。
優雅に豊かにアロマティック!といった感じではなく、落ち着きや穏やかさ、日常に溶けこむ何気なさをまとっています。
ストレートでいれる
パッケージに蒸らし時間「4-5mins」との記載があるので、筆者は4分でいれています。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。
ずっしりと濃密な、深い落ち着きをもたらす香りです。
水色は非常に暗い赤茶色です。
コーヒーの一歩手前ぐらいまで行っちゃってます。
お味のほうはというと、極めて濃く、飲みごたえがあり、それでいて渋みや苦みが来ません。
英国紅茶はミルクティーにするのが常ですが、ストレートでもじゅうぶんいけます。
ぜひ一杯、眠気覚ましにいかがでしょう。
ミルクティーにする
なんて言いながら、やっぱりミルクは欠かせませんよね!
三温糖をティースプーン山盛り二杯と、成分無調整牛乳を適量加えます。
どちらもたっぷり入れちゃって大丈夫。
とても濃い紅茶なのでしっかり支えてくれるよ。
まるでお手本のような英国ミルクティーの香りがします。
香りの強さはやや控えめですが、よくまとまっていて、安心安定といった印象です。
水色も、これまたお手本のようなミルクティー色。
やや赤み寄りで濃いめのキャラメル色です。
お味ももちろん美味! 濃厚うまうまです。
味の強さや広がりはそこそこで、インパクトは控えめですが、こっくりと濃く、自然とぐびぐび飲み干してしまいます。
ちなみに上の写真では撮影の都合上、普通サイズのマグカップを使ってるけど、家にある一番大きなマグでいれるのがおすすめです。
特大マグでも全然薄くならないから安心してね!
私はむしろこっちのほうがおいしく感じるな~。
このあとの事例紹介でも400mlのマグばっかり使ってるしね。
焼き菓子と合わせる
さあ、お楽しみのティータイムの時間です!
オーソドックスな英国紅茶なのでまずは当然、焼き菓子を合わせていきたいですね。
湘南クリエイティブガトー・葦のサブレ二種と合わせてみました。
ざくざく小麦粉、じゅわっとバター、こっくりミルクティー、最高です!
お次は少しアレンジを加えて。
ライオンプロダクツのスペキュラスビスケットに、クリームチーズをたっぷり塗ってはさみました。
こってりざくざく! カジュアルながら大満足のひとときです。
こちらのビスケット、ネット上にはあまり流通していませんが、類似のキャラメルビスケットならどれでもいけます。
たとえばこういうのですね。筆者の一押しのキャラメルビスケットです。↓
個包装タイプもあります。お好みに合わせてどうぞ。↓
チョコレートと合わせる
焼き菓子に次いでおすすめなのがチョコレート。
ずっしりと飲みごたえのある紅茶なので、味の濃いチョコレートとも相性抜群です。
ミルクティーでもストレートでも!
そのときの気分で合わせてね。
カフェタッセの塩キャラメルミルクチョコと合わせてみました。
輸入食品店やこじゃれた雑貨店でよく売っているブランドで、おしゃれなパッケージと豊富なバリエーションが特徴です。
さすがチョコレート大国・ベルギー発の逸品! 文句なしのおいしさです。
カレ・ド・ショコラのフレンチミルクと、上でご紹介したロータスのビスコフ、おまけでホイップクリームを添えました。
こちらのシリーズも味がよく、かなりおすすめです。
国産のチョコレートなので広く流通しており、コンビニやスーパーなどで手軽に入手できます。
アイスクリームと合わせる
アイスクリームと合わせるのもいいですね。
特に、真冬に暖房の効いた室内で熱々の紅茶とアイスクリームを一緒にいただくと、ほんのり倒錯した楽しみを味わえます。
筆者の一押しはこちら、ハーゲンダッツのリッチミルクです。
ヨークシャーティーのミルクティーと合わさると、こっくり×こっくりで、口の中が大変幸せになります。
フレンチトーストと合わせる
あとはパンも外せませんね。
ヨークシャーティーとおいしいパンでモーニング、考えただけでも最高です。素晴らしい一日になりそう!
今回は自家製フレンチトーストと合わせてみました。
メープルシロップをたっぷりかけて、アクセントにいちごを添えました。
こんなときにおすすめ
ずっしり濃密でありながら主張は控えめ。
日常にすっとなじむ素晴らしいデイリーティーです。
入手方法
成城石井や明治屋ストアーなどの食料品店や、大手通販サイトで入手できます。
長年、テイラーズオブハロゲイトの紅茶は日本国内での流通量が少なく入手しづらかったのですが、2024年1月、成城石井の店頭に並んでいるのを発見しました!
いったいいつから取り扱い開始していたのか……とにかく嬉しい限りです。
その他、百貨店主催の英国関連イベントにテイラーズオブハロゲイトが出店することがあり、そこで入手するという手もあります。
各地で随時開催されているので、気になる方は「英国展」で検索してみてください。