筆者が日ごろ飲んでいるお茶をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第4回はテイラーズオブハロゲイトのヨークシャーゴールドをレビューしてみます。
どんなブランド?
テイラーズオブハロゲイト(Taylors of Harrogate)は1886年、チャールズ・テイラーによって設立されたイギリス発の紅茶ブランドです。
ハロゲイトとはイギリスの地名で、グーグルで画像検索してみると、その街並みの美しさに目を見張ります。こんな優雅な土地で育まれたブランドなんですね。
本家イギリスの公式サイトはこちらです。

ヨークシャーティーシリーズの公式サイトもあわせてどうぞ。

どんな茶葉?
今回ご紹介するヨークシャーゴールドは、筆者がもっとも愛する紅茶のひとつです。ミルクティー向けの紅茶としては世界一おいしいとさえ思っています。
このまま愛を語りだすときりがないので、まずは仕様のご説明から。

フィルムがついた状態の外箱
私が飲んでいるのはこちらのティーバッグ40袋入りです。キャラメル状のフィルムで覆われた状態で売られています。
どうでもいいんですが上の写真、箱が横倒しです。いくら大好きな茶葉だからって興奮しすぎです。落ち着こう。

フィルムを取った状態の外箱
フィルムを取って正位置に戻した状態がこちら。華やかながら伝統的な生真面目さを感じさせるデザインですね。
後ほど詳しくレビューしますが、この紅茶、まさにそんなような味と香りがするんです。実に優れたパッケージデザインだと思います。

箱を開けた様子
上蓋がぱかっと開きます。箱にティーバッグが直接入っています。香ばしく芳醇ないい香りがぶわーっと広がります。
ティーバッグは二個つづりになっています。
おそらくティーポットでいれる場合とマグカップでいれる場合の両方を意識してのことでしょう。二個つづりにしてあるとティーポットでまとめて二人分作りたいときにさっと取り出せて便利、ということなんじゃないでしょうか。

ティーバッグ(一個)
今回はマグカップでいれるので、二個つづりになっているティーバッグをばらして使います。真ん中に切れ目が入っているので手で簡単にちぎれます。
ストレートでいれる
蒸らし時間はパッケージに「4-5 mins」とあるので、4分でいれています。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。


ストレートでいれた様子
穏やかな香りが立ちのぼります。

ストレートの水色
真っ黒まではいかないものの、かなり深い色をしています。いかにもミルクを入れたら絶妙な色合いになりそうな水色です。

ミルクティー向けの紅茶ってストレートだと大抵どぎつい味だけど、これはミルクなしでも好きな人は好きそう!

渋みが控えめで、濃く横に広がるようなおいしさがあるね。甘くない濃い紅茶が好きな人は試してみるといいかも。
ヨークシャーゴールドは、アッサム、ケニア、ルワンダの三品種を世界の10もの茶園から厳選し、絶妙なバランスでブレンドすることで作られています。複雑な奥行きを持ちつつも見事に調和し、よくまとまった味わいです。
ミルクティーにする
それでもやはり、このお茶はミルク抜きでは語れない! いつも通り三温糖とミルクを加えてみます。

ミルクティーにした様子
見た目からして最高です、本当にありがとうございます!
ミルクを入れた途端、香りががらりと変わります。ストレートではお茶らしい渋みと深みが感じられますが、ミルクを入れると濃厚でありながら甘く明るく、華やかな印象の香りになります。
水色はきれいなキャラメル色です。

ミルクティーの水色
一口飲んでみると、もう完全においしいです! 風味が豊かでコクがあり、旨みにあふれてただただおいしいです。
非常に濃厚ですが「パンチが強い」というよりは「濃い旨み」という感じの味です。
個人的にこのブレンドは、はちみつやメープルシロップ、黒糖、豆乳などで変化をつける気にはなれません。香りと味が本当に豊かで素晴らしいので、下手なことをして邪魔したくないと思ってしまいます。
シンプルというより、完成されたおいしさ、完成されたブレンドという印象の紅茶です。

うちでは普段は三温糖を入れてるけど、グラニュー糖でも最高においしいミルクティーになるよ! おすすめです♪

初めてヨークシャーゴールドを飲んだときに使ったのがグラニュー糖だったんだっけ。

そうそう、池袋のワンダーパーラーってお店で飲んだときにね。おいしかったな~。
ワンダーパーラーについては以下の記事で詳しくレビューしています。ご興味のある方はぜひ。

こんなときにおすすめ
紅茶の好みは人により千差万別ですが、筆者の味覚においては間違いなく、ヨークシャーゴールドが今までの人生でもっともおいしいミルクティーです。
パッケージに「a rich, smooth and incredibly satisfying cup of tea(濃厚でなめらかで、信じられないほど満足のいく一杯)」とありますが、まさにその通りと頷いてしまいます。
未体験の方はぜひ一度、飲んでみてくださいね。
入手方法
テイラーズオブハロゲイトは、今のところ日本ではあまり普及しておらず、少々マニアックな部類に入るブランドかもしれません。
輸入食品店やティールームに置いてあるのをときどき見かけますが、品揃えには期待しないほうがよいでしょう。事実、私は今回ご紹介したヨークシャーゴールドを実店舗で見つけた試しがありません。
テイラーズオブハロゲイトの紅茶を一番速く確実に手に入れる方法は通販です。Amazonや楽天など大手通販サイトがおすすめです。
その他、イギリス関連のイベントで入手するという方法もあります。
筆者は2018年10月31日~11月5日に、新宿の伊勢丹で開催された英国展にて入手しました。ブランド自体は出店していませんでしたが、とある専門店がたまたま取り扱っていたのに幸運にも巡り合いました。

今だと日本橋の三越でやってるみたいだね。9月4日~9日と、11日~16日の2回。

テイラーズオブハロゲイトも参加してるみたい! 買いたい人はこの機会にぜひ~!