筆者が日ごろ飲んでいるお茶をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第5回はリントンズのゴールドをレビューしてみます。
どんなブランド?
リントンズ(Ringtons)は、1907年にサミュエル・スミスによって設立された、イギリス発の紅茶ブランドです。
紅茶のほか、コーヒー、お菓子、ギフト、食器など、日常のテーブルシーンを幅広く網羅したラインナップを提供しています。
このブランドの一番大きな特徴は、各家庭にデリバリーで紅茶を届けるという販売方法でしょう。
創業当時からの伝統らしく、現在までそれを継続しているのはこの会社だけというから驚きです。
Over 100 years old, we are famous for our traditional doorstep delivery service & are the only company who still deliver the freshest blends of tea direct to peoples doors.
[出典:Help & FAQ’s]
日本ではリントンズジャパンという会社が販売を手掛けています。
英国以外の支社は日本が初だそうで、これまた驚き。
以下のページにことの経緯が書かれています。とても面白いので、興味のある方はぜひ。
うちでは他に、ブレックファストとトラディショナルカッパスのレビューもしてるよ。
あわせて読んでみてね!
どんな茶葉?
今回レビューするのはゴールド、ティーバッグ100袋入りです。
ティーポット用のティーバッグなので、1袋でカップ2~3杯分いれられます。
ティーバッグは50袋ずつ、上のようなアルミの内袋に入っています。
開封後に撮ったのでしわしわで申し訳ないです……。
ティーバッグはこんな感じ。
イギリス紅茶のデフォルト通り、タグはついていません。
ストレートでいれる
公式が推奨している蒸らし時間は4~5分です。私はいつも4分でいれています。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。
甘めでしっかりとした芳醇な香りです。
伝わるかどうか怪しい表現をするならば、もふっとした丸っこい香り、こっくりした香り、そんな感じです。特に冬場に幸せになれそうな香りですね。
水色はザ・紅茶といった色。明るく濃い赤茶色です。
リントンズのゴールドはティーポット用のティーバッグです。
本来は1袋でカップ2~3杯分いれることができるので、マグカップでいれると相当な濃さになります。
濃くいれても嫌な感じはしませんが、やはり渋みや苦みがほんのり感じられます。味としての甘みは皆無といってよいでしょう。
私は毎朝の紅茶として手軽に楽しみたいので、ポットではなく大きめのマグカップで、あえて濃いめにいれています。
小ぶりなマグカップではさすがに濃すぎると感じました。マグでいれたいときは、ご自宅にある一番大きなものを使うとよいでしょう。
規定通りポットで楽しんだときの写真がこちら。
ミルクティーはもちろん、ストレートで楽しみたいならポットでたっぷりいれるのがいいと思います。
ミルクティーにする
筆者が普段飲むときは、マグで濃いめにいれたあと、三温糖とミルクを加えてミルクティーにしています。
かなり濃く入っているので三温糖は気持ち多め、ティースプーンにがっつり山盛り2杯入れています。
イギリスの紅茶はたいていミルクティーにすることを前提に作られているので、ミルクを入れると本来想定された味わいになるよ。
甘くてまろやかないい香り。たまりません。
写真だと若干くすんで見えますが、水色は明るいキャラメル色とか、ヘルシーなベージュ色といった感じです。
一口目に感じるのは怒涛の旨み!
コクがあってまろやかで、濃厚な旨みにあふれています。
こっくりとした味わいと穏やかな香りに包まれて、ほこほこと幸せな気持ちになります。
リントンズのゴールドはケニア産茶葉のブレンドで、商品説明には「希少厳選小規模農園」との表記があります。
産地がごく限られている分、世界各地の茶葉を組み合わせたブレンドよりもシンプルな味わいです。
つまり、牛乳や砂糖の違いで印象が大きく変わるかもしれません。
こだわり派の人はいろいろなパターンを試してみてはいかがでしょうか。
アイスクリームと合わせる
この紅茶を飲んでいるときにふと思いついて、どうしてもやってみたかったのがこちら。
芳醇ながらシンプルな味わいのミルクティー向けブレンドなので、絶対にアイスクリームと相性いいはず!と思い、やってみました。
あえて小さめのマグカップを使い、ぎっちり濃くいれています。
アイスクリームはモウのバニラです。種類別が「アイスクリーム」になっているものの中から、まずは一番身近な商品をチョイスしました。
リントンズのゴールドとアイスクリームの組み合わせ、一言でいうなら至福です!
たぶん、濃厚を売りにしたアイスクリームであればあるほどおいしいと思います。牧場で作られたミルクアイスなんか最高かも。
また、紅茶は濃いめにいれず、規定通りポットでいれてたっぷり流しこむのもおいしそうです。自分はひょっとしたらこっちのほうが好みかも。
というのは、アイスクリームの甘みによって紅茶の苦みが強調されるためです。
その苦みをこそ楽しみたいという方はマグで濃く、なめらかな旨みを楽しみたい方はポットでたっぷりと、好みに応じていれ分けるとよいでしょう。
こんなときにおすすめ
入手方法
2021年9月現在、リントンズの紅茶は入手方法がとても限られています。
リントンズジャパンの公式オンラインショップで買うか、英国関連のイベントで買うかの二択と思われます。