筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第34回はPG Tipsのオリジナルをレビューしてみます。
どんなブランド?
PG Tips(ピージーティップス)は1930年、イギリス生まれの紅茶ブランドです。
創業者はアーサー・ブルーク、現在はユニリーバがブランド展開を行っています。
2022年1月現在、日本語の公式サイトはありません。
英国の公式サイトはこちらです。
イギリスでもっともよく飲まれている紅茶のひとつと言われています。

「イギリス スーパー 紅茶」で画像検索すると、たいていの写真に写りこんでるね。

定番中の定番って感じだね!
日本でいうとなんだろう……おーいお茶?

そんな感じかもしれない。
安くておいしい、英国庶民御用達の紅茶といったところでしょうか。
さっそく飲んでみましょう。
どんな茶葉?
今回レビューするのはオリジナル、ティーバッグ40袋入りです。

外箱
外箱は立方体状で、白基調のシンプルなデザインが特徴的です。

外箱のふたを開ける
上部のふたを開けると、下にミシン目があります。

ミシン目を切り取る
ミシン目に沿って切り取ると、ティーバッグが現れます。
ティーバッグは個包装ではなく、外箱に直接詰められています。

この仕様、毎朝いれるのにめちゃ便利。

ぱかっとふたを開けてつまみ出すだけだもんね!
ラクだ~♪
毎日飲むものなので、このお手軽さは非常にポイント高いです。
プラスチック包装を極限まで廃しているのも好印象ですね。

ティーバッグ
ティーバッグはテトラ型で、タグひもはありません。
メーカー公式の呼び方は「ピラミッド型ティーバッグ」というんですが……ピラミッドって四角錐だよね……(ごにょごにょ)
ともかく、ティーバッグ内の空間が広く取られた好ましい形です。
写真にもうっすら写っていますが、紅茶の粉がやや多く出ます。
気になる場合は軽く払ってからいれるとよいでしょう。

ティーバッグの破れ
また、そこそこの確率でティーバッグが破れています。
といっても、上の写真の通り、角のところがちょっと破れている程度です。

破れている箇所が上になるように熱湯を注げば、案外問題なくいれられたよ。

テトラ型ティーバッグの意外なメリット!

とはいえ、そういう余計な手間を嫌う人には、ちょっとおすすめできないかもね。
中の茶葉は、やや粒の大きい粉末状です。
開封時もそうでしたが、香りはほとんどありません。
茶葉の産地はケニア、スリランカ、インドです。
ストレートでいれる
外箱背面の日本語ラベルに「1~2分間蒸らします」と書かれていますが、原語の表記では「3-5 minutes」と書かれている気がします。
(英語の表記がちょうどラベルで隠れてしまっているので、他言語の表記から推察しました)
筆者は後者に準拠して、蒸らし3分でいれています。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。

ストレート
香ばしく厚みのある、穏やかな香りがします。
香り立ちは弱めです。

ストレート 水色
水色はずっしりと濃い赤茶色です。
お味のほうは、うーん……。
濃い味で、パンチというか、グッと舌にくる感じがあります。
渋みやえぐみも感じられますし、おいしいかと言われると、個人的には首を傾げてしまいます。

できる限り大きいマグカップでいれれば多少飲みやすくなるけど、おすすめはやっぱりミルクティーかな。
ミルクティーにする
というのも、英国紅茶はミルクティーにすることを前提に作られているのが常です。
ここは無理せず、素直にミルクティーにしてしまいましょう。
三温糖をティースプーン山盛り2杯と、成分無調整牛乳を適量加えます。

ミルクティー
香りはやはり弱めです。
こっくりと甘い、穏やかな香りがします。

ミルクティー 水色
水色は、きれいな濃いめのキャラメル色です。
くっきりとした鮮やかな発色がさすが、英国紅茶らしいと感じます。
一口飲んでみると、ストレートの印象から一転。
コクがあって濃厚うまうまです。
口の中でぶわーっと広がる香りとか、奥行きのある豊かな味わいなどはないのですが、味はしっかりと濃く、旨みがあり、自然とぐびぐび飲み進めてしまいます。

何気ない日常のおいしさ、って感じだ~。
クッキーと合わせる
この紅茶はもう、気楽に飲んでなんぼだと思います。
コンビニのパン、スーパーのお菓子、忙しい日の朝ごはんのバナナ……なんでもない日々の食卓に合わせるのが一番です。
筆者は毎朝ヨーグルトと合わせていただいていますが、なんというかもう、わざわざ撮影する気が起きない。
それくらい気負いなく、日常生活に溶け込んでくれる紅茶です。
そんなわけで、肩肘張らないゆるーいティータイムを二例ほどご紹介します。

クッキーと合わせた様子
森永のチョイスとチョコチップクッキーを合わせてみました。
ムーンライトやマリーも捨てがたかったのですが、今回はこの二つを選んでみました。
一息入れたいときや小腹満たしにぴったりのティータイムです。
チョコレートと合わせる
疲れたときや元気を出したいときは、もう少し味の濃い、甘~いチョコレートと合わせるのがいいですね。

トリュフと合わせた様子
エルヴァンのトリュフアソートと合わせてみました。
最近知ったトルコのチョコレートなんですが、大粒のトリュフがたっぷり詰まってお手頃価格、しかもおいしい!と来て、一瞬で我が家の常備チョコレート枠をかっさらっていった一品です。
ストロベリー、キャラメル、ココナッツ、ヘーゼルナッツの四種類が個数バラバラで詰まっています。
こんなときにおすすめ
圧倒的にデイリーティー向け、ミルクティー向けです。
メリット(安い、濃い、ミルクティーにするとおいしい)とデメリット(香りが弱い、ティーバッグの作りが甘い、ストレートでは厳しい)がはっきりしているので、購入時に迷わなくて済みそうです。
入手方法
成城石井などの輸入食品店で入手できます。
大手通販サイトでも購入できます。

安さが売りの紅茶だから、なるべく大容量のを買うのがおトクでおすすめ。

まずはミニマムな40袋入りを試してみて、気に入ったら80袋、160袋、240袋、440袋!みたいな感じでね。

(もはや業務用)