筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第25回は沖縄ティーファクトリーのサンセットヌーボーをレビューしてみます。
どんなブランド?
沖縄ティーファクトリーは2000年ちょうどに創業した、沖縄発のティーブランドです。
沖縄産紅茶「琉球紅茶」を生み出した会社です。
沖縄の風土が紅茶の生産に適していることに気付き、一から栽培を始め、十年もの試行錯誤の末、世界に認められる紅茶を作り出すことに成功したそうです。
沖縄風の~とか、沖縄っぽい~とかじゃなく、本当に沖縄で栽培された紅茶なんだね!
沖縄ティーファクトリーで販売されている各商品の概要は、こちらの図を見るとひと目でわかります。
今回は上の図の左下中央寄り、琉球紅茶+スリランカ紅茶のお茶の中からのご紹介です。
どんな茶葉?
今回レビューするのはサンセットヌーボー、リーフティー50g入りです。
店頭や公式オンラインショップでは「琉球紅茶サンセット・ヌーボー」という名前で取り扱われています。
上の商品ページを見ていただくとわかる通り、本来100gでの販売となっています。
筆者は店頭で購入したため、50gにも対応してもらえました。
外袋はこんな感じ。
上の写真では上端が折りたたんでありますが、
広げるとこれくらいあります。
縦に細長いパッケージです。
ティーバッグに入っているような細かい茶葉です。
ふりかけのゆかりぐらいの細かさです!
言いえて妙。
黒と明るい茶色が混じっており、ほんのり香ばしい香りがします。
素朴だけれど無駄のない、主張の控えめな心地よい香りです。
こちらの写真もご参考まで。
沖縄ティーファクトリー・デパートリウボウ直営店の店頭サンプルです。
ストレートでいれる
パッケージに「蒸らし時間:2分半~3分」と記載されているので、その通りにいれてみます。
リーフティー(ルースティー)のいれ方については以下の記事をどうぞ。
甘みのある、非常にリラクシングな香りです。
ザ・南国!ザ・沖縄!というような際立った印象はありません。
しかし、沖縄生まれの紅茶と聞いたら「なるほど!」と膝を打つ、そんな風合いが確かにあります。
水色は紅茶らしい、明るく鮮やかな赤茶色です。
お味のほうは極めてオーソドックス。
人やシーンを選ばないおいしさです。
軽やか系ではなくしっかり系、でもストロング系ではないバランス型、そんなような味わいです。
飲みこんだ後、お茶らしい心地よい渋みがほんのり口の中に広がります。
お菓子にも食事にも合わせられるし、デイリーにもおもてなしにもばっちりだよね。
オールマイティー!
あまりに万能すぎて、このあと紹介する例の数がなかなかなことになってます。
お楽しみに。
沖縄の食品と合わせる
ここから怒涛の事例紹介です!
相手を選ばない汎用的な紅茶ですが、まずはやはり、沖縄の食品と合わせていきたいですね。
紅いもカリカリ さんごの塩と、アールグレイな紅茶黒糖を合わせてみました。
甘じょっぱい素朴なおやつに温かい紅茶、癒されます。
お次はティータイムのド定番、スコーン。
言うまでもなく最高の組み合わせです。
甘みつけのパイナップルジャムと宮古蜜が沖縄由来です。
自然派なティータイムにもうってつけ。
かちわり黒糖とドライフルーツのパイナップルを添えました。
黒糖は紅茶に溶かさず、お茶菓子としてそのままかじります。
個人的に印象に残っているのがこの組み合わせ。
ビンfoodの琉球干菓子といただきました。
シークワーサー、うこん、ローゼル、バタフライピー、島かぼちゃ等々、沖縄のフルーツやハーブを使ったラムネです。
シンプルな見た目からは想像できない味わい深さ、風味の豊かさを、オーソドックスなこのお茶が見事に受け止め、引き立ててくれました。
アイスクリームと合わせる
もちろん沖縄にこだわらなくても大丈夫!
あらゆる食べ物とおいしく合わせられます。
たとえばこちら。
ハーゲンダッツのリッチミルクと、ロータスのビスコフ(カラメルビスケット)と合わせました。
ともに素晴らしい紅茶の友で、筆者の大のお気に入り!
何度合わせたかわかりません。
サンセットヌーボーはしっかりした味わいの紅茶なので、濃厚なリッチミルクとの相性は最高です。
ビスコフは、筆者が贔屓にしている簡易包装タイプのほか、↓
個包装タイプもあります。お好みに合わせてどうぞ。↓
アイスティーにする
夏場はアイスティーがおすすめです。
アイスティーの作り方はこちらの記事をどうぞ。
厚みのある穏やかな香り。
赤みが強く鮮やかで、透明感あふれる水色。
そして、一口飲んだ直後に「うんまーい!」と声に出してしまうほどのおいしさ。
思わずぐびぐびいきたくなる一杯です。
お茶菓子には黒糖プレッツェルと雪塩ちんすこうを合わせました。
こんなときにおすすめ
ここではストレートしか紹介しなかったけど、たぶんミルクティーもおいしいと思う。
黒糖ミルクティーとか。
ストレートだけでも万能すぎて、単純にミルクティーを試すところまで手が回ってないだけなんだよね。
汎用性と可能性に満ち満ちた、無限に楽しめる逸品です。
琉球紅茶の入門としてもぜひ。
入手方法
沖縄県外から購入したい場合は公式オンラインショップが最適です。
筆者は沖縄ティーファクトリー・デパートリウボウ直営店の店頭で購入しましたが、残念ながら2020年7月末で閉店しています。
2022年5月現在、沖縄ティーファクトリーの直営店は沖縄市の本社のみとなっています。
県内在住の方や、車で観光される方はぜひ利用してみてください。
その他、中部地方や沖縄県内に、沖縄ティーファクトリーの紅茶を取り扱っているお店が多数あります。
ただし、今回ご紹介したリーフのサンセットヌーボーがあるかどうかは不明です。
ティーバッグならありそうな予感がするので、ぜひチェックしてみてください。