筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第10回はリプトンのイエローラベルをレビューしてみます。
どんなブランド?
リプトンといえばご存知、日本、ひいては世界でもっとも親しまれている紅茶ブランドのひとつです。
19世紀末、トーマス・リプトンによってスコットランドに誕生しました。
日本に上陸したのは1906年。
外国産ブランド紅茶として初めて輸入されました。
日本国内だけでも実に110年以上の歴史があるんですね。
その普及ぶりはすさまじく、コンビニの飲料売り場で、スーパーの紅茶売り場で、見ない日はないと言っても過言ではありません。
マクドナルドでホットティーを頼んだときに出てくるのもリプトンですね。
今回は、そんな誰もが当たり前に知っている紅茶に、あらためてじっくり向き合ってみたいと思います。
どんな茶葉?
今回レビューするのはイエローラベル、ティーバッグ50袋入りです。
![リプトンのイエローラベル 外箱](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-01-800x800.jpg)
外箱
リプトンと言えばこれ!という紅茶ですね。
黄色いパッケージに赤いロゴ、見たことのない人はいないのではないでしょうか。
紙箱とビニールが一体になったようなパッケージで、開け口は密封チャックになっています。
![リプトンのイエローラベル ジッパーを開けた様子](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-02-800x800.jpg)
密封チャックを開けた様子
密封チャックを開けた瞬間、お茶の香りがぶわっと一気に広がります。
ティーバッグは個包装ではなく、直接箱に詰められています。
![リプトンのイエローラベル ティーバッグ](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-03-800x800.jpg)
ティーバッグ
タグひも付きのテトラ型ティーバッグです。
タグひもがティーバッグにゆるくくっついているので、ぺりぺりと剥がしてから使います。
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-ubakun-l.png)
公式には「ピラミッド型ティーバッグ」っていうんだけど、ピラミッドって四角錐だよね?ってツッコミは野暮かな……
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-rapusan-r.png)
くぁ~~~(あくび)
中の茶葉はほとんど粉末といえる細かさです。
ストレートでいれる
パッケージには蒸らし1分とありますが、いろいろ試した結果、個人的には、ストレートで飲むなら30秒がベストでした。
いろいろ試した記事はこちら。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。
![7. 30秒蒸らす](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-07a-800x800.jpg)
ストレート
蒸らし時間30秒でいれたストレートティーがこちら。
ごく短時間でもしっかり出ます。
甘いよりも香ばしい寄りの香りです。
![7. 30秒蒸らす 水色](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-07b-800x800.jpg)
ストレート 水色
水色はやや深めの赤茶色です。
あっさりとした飲み口ですが、紅茶の味や旨みがちゃんと舌に残ります。
甘みはほとんどありません。
少し遅れて、香りが口の中に広がります。
規定の蒸らし時間1分だと、個人的にはやや雑味が多いと感じます。30秒のほうがおすすめです。
ミルクティーにする
![11. 小さめマグ、ティーバッグ1個、三温糖ふたさじとミルクを入れる](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-11a-800x800.jpg)
ミルクティー
ミルクティーにするとこんな感じ。
いろいろ試した結果、小ぶりなマグカップで、蒸らし時間1分、三温糖をティースプーン2さじ入れたミルクティーが一番おいしくいただけました。
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-ubakun-l.png)
大きめのマグカップを使う場合はティーバッグを2個入れるといいよ。
濃いめに作るのがポイント。
甘くコクのあるいい香りが漂います。
![11. 小さめマグ、ティーバッグ1個、三温糖ふたさじとミルクを入れる 水色](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-11b-800x800.jpg)
ミルクティー 水色
水色は、明るい赤みがかったキャラメル色。
味、香りともミルクティー専用茶葉には負けますが、かなり整ったおいしさが味わえます。
何気ない日常のシーンで飲むのにぴったりです。
ロイヤルミルクティーにする
実はリプトン公式から、電子レンジで作るロイヤルミルクティーのレシピが公開されています。
![23. 電子レンジで作るロイヤルミルクティーに三温糖をふたさじ入れる](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-23a-800x800.jpg)
電子レンジでロイヤルミルクティー
上のレシピで作ってみたものがこちら。
わが家の電子レンジは600Wの設定がないため、700W2分で作っています。
プラス、甘みつけに三温糖をティースプーン2さじ入れています。
電子レンジで紅茶……?と怪訝に思われるかもしれませんが、やってみたらおいしいんです、これが!
固定概念にとらわれないの大事ですね。
![23. 電子レンジで作るロイヤルミルクティーに三温糖をふたさじ入れる 水色](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-23b-800x800.jpg)
電子レンジでロイヤルミルクティー 水色
欠点としてはご覧の通り、見た目がイマイチなこと。
ぼろぼろとした牛乳の膜がどうしても出てきてしまいます。
あとは、電子レンジの性能が各家庭でバラバラなため、再現性に欠けることですね。
熱すぎるよりぬるすぎるほうが失敗しやすいと思うので、しっかり温める意識で調整するといいかもしれません。
レモンティーにする
レモンスライスを浮かべてレモンティーにするのもおすすめ。
はちみつを加えるといっそうおいしいです。
![25. はちみつふたさじ入れてレモンスライスを浮かべる](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-25a-800x800.jpg)
ハニーレモンティー
こちらは蒸らし時間30秒のストレートティーに、はちみつをティースプーン2さじ加え、レモンスライスを浮かべたものです。
![25. はちみつふたさじ入れてレモンスライスを浮かべる 水色](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-25b-800x800.jpg)
ハニーレモンティー 水色
はちみつを混ぜるので水色が濁りますが、とにもかくにも香りが素晴らしいです。
「値段はかわいくお味はそこそこ」という、庶民派の印象が強いイエローラベルですが、このアレンジだとその印象がぐぐっと持ち上がります。
イエローラベルでちょっといい感じのティータイムを楽しみたい方におすすめです。
アイスティーにする
暑い季節はアイスティーにするのもいいですね。
作り方は以下の記事をどうぞ。
![21. アイスティーにする](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-21a-800x800.jpg)
アイスティー
やや暗めの、くっきりはっきりとした水色です。
![21. アイスティーにする 上から見た様子](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-arrange-21b-800x800.jpg)
アイスティー 上から
ホットのときよりも、柔らかくすっきりとしたお味です。
飲みやすくてごくごくいけます。
ここからまた無限大のアレンジが楽しめますね。おすすめです。
気楽なお菓子と合わせる
紅茶に合わせるお菓子というと、ケーキとか焼き菓子とか、なんとなくおしゃれっぽいものをイメージしますよね。
もちろんそれはそれで最高なんですが、イエローラベルの場合、こんな合わせ方もありだと思うんです。
![リプトンのイエローラベル ロッテのチョコレートと合わせて](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/05/lipton-yl-04-800x800.jpg)
ロッテのチョコレートと合わせた様子
カジュアルの極み。
ロッテのチョコレートにイエローラベルのストレート、なんて無造作なティータイム。だがそれがいい。
こういうラフな楽しみ方ができるのは、ある意味、この茶葉だからこそですね。
テーブルの真ん中にお菓子の大袋を広げながら、大勢でわいわい過ごすときなどにぴったりだと思います。
こんなときにおすすめ
実はこのリプトンのイエローラベル、筆者が紅茶好きになるきっかけとなった茶葉なんです。
実家に常備されていて、夜中になんとなく飲みたくなっていれてみたときに「これ、もっとおいしく飲めるのでは?」と思い、あれこれ工夫し始めたのがすべての始まりでした。
安くてどこでも手に入る、一番身近な紅茶。
おもてなしには役不足ですが、初心者さんの入門の紅茶としては間違いなくおすすめです。
入手方法
コンビニやスーパーなど、全国どこでも手に入ります。
もちろん通販でも購入できます。
↑楽天市場とYahoo!ショッピングにリプトン公式のオンラインストアがあるのでおすすめです。