筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第24回は沖縄ティーファクトリーのバーベナティーをレビューしてみます。
どんなブランド?
沖縄ティーファクトリーは2000年ちょうどに創業した、沖縄発のティーブランドです。
沖縄産紅茶「琉球紅茶」を生み出した会社です。
沖縄の風土が紅茶の生産に適していることに気付き、一から栽培を始め、十年もの試行錯誤の末、世界に認められる紅茶を作り出すことに成功したそうです。偉業ですね……!
沖縄風の~とか、沖縄っぽい~とかじゃなく、本当に沖縄で栽培された紅茶なんだね!
沖縄ティーファクトリーで販売されている各商品の概要は、こちらの図を見るとひと目でわかります。このマップもまた画期的ですね。↓
今回は上の図の左下、琉球紅茶+スリランカ紅茶+ハーブのお茶の中からのご紹介です。
どんな茶葉?
今回レビューするのはバーベナティー、ティーバッグ10袋入りです。
店頭や公式オンラインショップでは、琉球紅茶&バーベナという名前で取り扱われています。
琉球紅茶プレミアムというシリーズのひとつです。
外袋はこんな感じ。
すみません、撮影前にうっかり開封してしまい、上の方がちょん切れています……。
細長い外袋の中に、ティーバッグが直接詰められています。
タグ付きのテトラ型のティーバッグです。
お茶の原材料は、紅茶、ペパーミント、カモミール、クマツヅラ。
分類としてはフレーバードティーに当たりますが、香料は使われていません。
まずペパーミントの香りが来て、その後ろから支えるようにして紅茶やカモミールが香ります。
穏やかかつ爽やかな見た目と香りにさっそく癒されます。
茶葉の見た目はこの写真を見ていただいた方がわかりやすいかも。
沖縄ティーファクトリー デパートリウボウ直営店の店頭サンプルです。
後述しますが、こちらの店舗、残念ながら2020年7月末で閉店しています。詳しくは入手方法をご覧ください。
ストレートでいれる
パッケージに蒸らし時間3分と記載されているので、その通りにいれてみます。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。
紅茶のしっかりした香りの上に、ハーブ類のすっきりした香りが重なります。
極めて深い落ち着きをもたらしてくれる香りです。
水色は、紫っぽささえ感じられる深い赤茶です。
かなり濃いめの色ですが、透明度は高いです。
お味のほうはというと、薬効を感じる爽やかさとしっかりとした紅茶の味わいが両立しています。雑味はなく、非常に美味です。
ブレンドされているペパーミント、カモミール、クマツヅラはいずれも効能豊かな薬草です。
薬草の風味が極端に苦手な人にはおすすめできませんが、そうでなければ、心身の調子が整い、深いリラックスを得ることができるでしょう。
ハーブティーみたいな感覚で、薬効目当てで飲むのもいいね。
クマツヅラとは?
お茶の名前にもなっているクマツヅラ(=バーベナ)は、神経系や婦人病に優れた効果を発揮する生薬として、洋の東西を問わず珍重されてきたのだそうです。
文脈によってさまざまな呼び名があります。たとえば、アロマの領域ではバーベイン、漢方の領域では馬鞭草と呼ばれています。
詳しく知りたい方は、それぞれの呼び名で検索してみると、バランスよく情報を得られると思います。
焼き菓子と合わせる
まずはオーソドックスにビスケットと合わせてみましょう。
ロータスのビスコフ(オリジナルカラメルビスケット)と合わせてみました。
どんな紅茶にも合わせやすい、シナモンの効いた味の濃いビスケットで、筆者の大好物です。
私はもっぱらこちらの簡易包装タイプを常備しています。↓
個包装タイプもあります。お好みに合わせてどうぞ。↓
沖縄の食品と合わせる
沖縄で生まれた紅茶ブランド、沖縄産の紅茶にクマツヅラ……ときたらやはり、沖縄由来の食品とも合わせていきたいですね!
ティータイムのド定番、スコーンと合わせてみました。実はこう見えて沖縄ティータイムなんです。
成城石井のプレーンスコーンに、沖縄特産販売のパイナップルジャムと青空の宮古蜜を添えました。
パイナップルジャムのほうは、直球濃密パイナップル! パインアメの強化版といった感じです。
宮古蜜は、お酒とはちみつが半々のような、個性的な風味に驚かされます。宮古島のビデンスピローサという植物のはちみつなんだそうです。
それぞれ味の傾向がまったく異なるので、味覚的にもとても豊かなティータイムになりました。
個人的最推しは、シンプルに黒糖と合わせること。
「えっ、砂糖をそのまま?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、ごくごく普通の食べ方なんですよ。
商品のパッケージにも真っ先に「そのままお茶菓子として」と書かれているほどです。
お茶の薬効や黒糖の栄養をじっくり味わう自然派ティータイム、おすすめです♪
シンプル・イズ・ザ・ベストだね。
夏場にはアイスティーにしてもおいしいです。
普通にストレートでいれたお茶を常温放置で冷まし、氷を入れたグラスに注ぎます。
この日合わせたのは沖縄土産二種、紅いもカリカリ さんごの塩と、雪塩ちんすこうでした。
どちらもこだわりの塩が使われており、酷暑で疲れた体に嬉しいひとときでした。
こんなときにおすすめ
嗜好品としてはもちろん、薬効目当てで飲むのもおすすめです。
実際、筆者もいまいち心身の調子が噛み合わないとき、自然とこのお茶をいれて飲んだりしていました。
体にやさしいデトックスティー、ぜひお試しください。
入手方法
沖縄県外から購入したい場合は公式オンラインショップが最適です。↓
筆者は、沖縄ティーファクトリー デパートリウボウ直営店の店頭で購入しました。
しかしこちらの店舗、残念ながら2020年7月末で閉店しています。
なお、当社の商品の一部は引き続きにデパートリウボウ1階にてご購入いただけます。
とのことなので、立ち寄った際には探してみてもいいかもしれません。
2021年2月現在、沖縄ティーファクトリーの実店舗は沖縄市の本社のみとなっています。県内の方はぜひこちらを利用してみてください。