筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第23回はサロン・ド・テ ロザージュのロザージュをレビューしてみます。
どんなブランド?
サロン・ド・テ ロザージュは箱根の芦ノ湖畔にあるデザートレストランです。
老舗のリゾートホテル、山のホテル直営のレストランで、湖畔の景色と紅茶、デザートを売りにしています。
日本紅茶協会の「おいしい紅茶の店」にも認定されています。
こだわりの紅茶やオリジナルティーが2階のショップで販売されています。
一部の商品は小田急系列のお土産屋さんなどでも取り扱われています。

このブランドの別の茶葉、つつじのレビューもあるのでよかったらどうぞ。

レトロ色の強い個性的なお茶だよ!
どんな茶葉?
今回レビューするのはロザージュ、ティーバッグ10袋入りです。

外箱
箱にはしゃくなげの絵が箔押しされています。
店名の「ロザージュ」とは、フランス語でしゃくなげのこと。
この茶葉の名前も同じ「ロザージュ」ですが、いったいどんなお茶なんでしょうか。

外箱を開けた様子
箱を開けるとこんな感じ。

内袋としおり
内袋としおりが入っています。
この内袋の中にティーバッグが直接詰められています。
しおりには紅茶のおいしいいれ方が書かれています。

ティーバッグ
タグひも付きのテトラ型のティーバッグです。
茶葉は、ホールリーフ未満の大きさからブロークンまでが混ざっているような感じです。
矢車菊の青とひまわり花の黄色がアクセントになっており、とてもきれいな見た目です。
すっきり華やかな自然な香りに思わず顔がほころびます。
パッケージのシールには「森イチゴ・ヒマワリ・矢車菊」、公式サイトのメニューには「キームン、セイロンのブレンドにフランボワーズ、ルバーブ」と記載されています。

森イチゴ=フランボワーズ=ラズベリー、で合ってるかな? つまりまとめると……?

ラズベリーとルバーブの甘酸っぱい香り+お花の香り、って感じかな。
ストレートでいれる
しおりに蒸らし時間2分と記載されているので、その通りにいれてみます。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。
蒸らし終わった後、抽出具合にムラがあるときは、ティーバッグを軽くゆすってから引き上げるとよいです。

ストレート
胸いっぱいに吸い込みたくなる素晴らしい香りです。
こもれび降り注ぐ森の中、野の花に小鳥のさえずり、そっとたたずむ庭付き一軒家……のような情景が思い浮かびます。
自然で穏やかな、甘く心地よい香りです。

ストレート 水色
赤みが強く、くっきり濃いめの水色です。
それでいて透明度も高いので、下のような耐熱ガラスの茶器でいれたらとても映えそうです。
軽やかな飲み心地で、苦みや渋みはゼロ。
やや淡めにまとまりながらも、しっかりと紅茶の旨みが楽しめます。非常に美味です。
ケーキと合わせる
華やかで愛らしく、それでいて山や森などの自然を思わせるこの紅茶。
まずはぜひ、ケーキやタルトやパイと合わせていきたいですね!
避暑地のおしゃれな庭付き一軒家で出されるハンドメイドスイーツ、みたいなイメージで選ぶとよさそうです。

苺のショートケーキと合わせた様子
銀座コージーコーナーの苺のショートケーキと合わせてみました。
素朴でシンプル、だからこそこだわりと丁寧さが光る、そんな上質さがイメージにぴったり!
完璧なマリアージュでした。おすすめです。

煉瓦の誘惑と合わせた様子
「煉瓦の誘惑」ノーマルとオレンジピールの二種類と合わせてみました。
横浜は元町のフランス料理店、霧笛楼が送る濃厚チョコレートケーキです。
文句なしのおいしさですが、この紅茶との相性で言うと、先のショートケーキに軍配が上がるかなというところ。

チョコレート系よりもフルーツ系か、なるほど(もぐもぐ)

アップルパイとかベリーのタルトとかもよさそうだね♪(もぐもぐ)
焼き菓子と合わせる
それからやはり、焼き菓子は外せませんね。
こちらもケーキ同様、フルーツを使った焼き菓子が特によく合います。

アップルパイクッキーと合わせた様子
メルバのアップルパイクッキーと合わせてみました。
ザクザクの生地にねっとり濃厚なアップルフィリングが挟まっています。まさしく紅茶の友!
カルディで購入できます。


白桃フィナンシェと合わせた様子
源吉兆庵の白桃フィナンシェと合わせてみました。
源吉兆庵といえば和菓子のお店ですが、実はフィナンシェもあるんです。
しっとりとみずみずしく、フォークを入れると「じゅわっ」と音がします。大変美味でした。

こんなときにおすすめ
入手方法
筆者は箱根湯本駅構内のお土産店・箱根の市で購入しました。

2019年10月時点では、サロン・ド・テ ロザージュの紅茶は三種類ほど取り扱われていました。常時安定して取り扱っているかは不明です。
確実に手に入れたい方や、豊富なラインナップの中から選びたい方は、サロン・ド・テ ロザージュの店舗まで足を運ぶことをおすすめします。ティーサロンの2階がショップになっています。
