筆者が日ごろ飲んでいる茶葉をきわめて主観的にゆるーくご紹介する、茶葉レビューのコーナーです。
第31回はパートリッジスのミスターシェパードブレンドをレビューしてみます。
どんなブランド?
パートリッジスは1972年、リチャード・シェパードによって設立された、ロンドンの高級食料品店です。
アルファベットで書くと「Partridges」、カタカナでは「パートリッジ」「パートリッジズ」などの表記ゆれがあります。
1994年から英国王室御用達となっているブランドで、最高品質にとことんこだわる姿勢が特長です。
その分、お値段も相応で、輸入食品店の紅茶コーナーに並んでいる中でも、やや高めの部類に属します。
しかし、これがまた「安くはないが高すぎない」という絶妙な価格設定なんです。
「日常にちょっといいものを取り入れたい」「値段とおいしさが比例した、失敗しない紅茶が飲みたい」というときにぴったりのブランドです。
ちなみにそれでも、本国のイギリスなら1箱500円未満で買えr
やめて! 言わないで! 悲しくなるから!
こればっかりはしょうがないね~´ `;
Zzz…
どんな茶葉?
今回レビューするのはミスターシェパードブレンド、ティーバッグ25袋入りです。
アルファベットで書くと「Mr Shepherd’s Blend」、カタカナでは「ミスターシェパーズブレンド」などの表記ゆれがあります。
明るい華やかさと、上品さをあわせ持ったデザインです。
個包装のティーバッグがきれいに整列して入っています。
ティーバッグの個包装は、かなりレトロでシンプルなデザインです。
裏面に、紅茶のいれ方の説明があります。
タグひも付きの四角いティーバッグです。
スッとする、酸味を帯びたいい香りがします。
茶葉の産地はケニアで、色は黒く、顆粒程度の大きさです。
ストレートでいれる
ティーバッグの個包装に「infuse for 5 minutes(5分蒸らしてください)」とあるので、筆者は5分でいれています。
ティーバッグを使った紅茶のいれ方については以下の記事をどうぞ。
しっかりとした豊かな香りの中に、ほんのり甘みを感じます。
厚みがあるけれど重くない、濃いけれど上品、そんな印象です。
水色は濃いめの赤茶色です。
赤みが強く、彩度は低めで、どっしりと落ち着いています。
口に含むと、その飲みやすさに驚きます。
たっぷり5分蒸らして、しっかり濃いにもかかわらず、まるで引っかかりなくスルッと飲めます。
雑味はいっさいなく、豊かな旨みにほんのりとした甘み、まろやかな舌触りが楽しめます。
文句なしに美味です!
ミルクティーにする
ストレートでも十二分においしいですが、やはり、英国紅茶で濃いめのブレンドとなれば、ミルクティーを試さずにはいられません。
三温糖をティースプーン山盛り2杯と、成分無調整牛乳を適量加えます。
まったり穏やかないい香りです。
なんというか、この香りをかぎながら、イライラしたり、落ちこんだりするのは難しそうです。
気持ち赤み強めの、柔らかい肌色です。
実物は上の写真より、もっと彩度が高いです。
お味のほうは、しっかりとしたコクと旨みを備えながら、穏やか、まろやか。
思わず、ほーっと息をついたり、ふにゃ~っと脱力してしまうおいしさです。
濃厚だけどシンプルで、どこかすっきりしてる感じ。
ストレスフリーな癒し系の味だよね。
夜のリラックスタイムに一杯……とか最高かも!
朝の目覚まし用に飲むときは、湯量少なめで濃くいれるのがおすすめです。
旨みがいっそう際立って、非常~~~に美味ですよ!
ビスケットと合わせる
紅茶自体がしっかり濃い味なので、チョコレート系やクリーム系、バター系など、味の濃いスイーツと合わせるとバランスがよいです。
まずは定番のビスケットから行ってみましょう。
ウォーカーのストロベリー&クリームビスケットと合わせてみました。
ホワイトチョコレートやいちごのピューレがふんだんに練りこまれた、食べ応えのある一品です。
シュークリームと合わせる
たっぷりのカスタードクリームといただけば、お腹いっぱい、大満足のティータイムが楽しめます。
ビアードパパのパイシュークリームと合わせました。
今までいろいろなシュークリームを食べ比べてきましたが、入手しやすさ、おいしさ、コスパなど、すべての面で、ここのシュークリームが断トツだと感じています。
さらに言うと、様々な商品ラインナップの中でも、もっとも安くてスタンダードなパイシュークリームが一番おいしいです。
奇をてらう必要なんてない。スタンダードなシュークリームにスタンダードな紅茶、これぞ至高!です。
マフィンと合わせる
それからマフィン! これは絶対合うだろうと思い、わざわざ専門店に足を運んで買ってきました。
パートリッジスはイギリスの紅茶だけど、ここでいうマフィンは、イングリッシュマフィンじゃなくてアメリカンマフィンのほうです。
カップケーキみたいなほうね。
ミセスエリザベスマフィンのミニサイズ三種と合わせてみました。
お味はバターリッチ、マンダリンオレンジ、クリームチーズトップドチョコレートです。
これもオーソドックスなバターリッチが優勝!かと思いきや、ほか二つのほうが、この紅茶とは相性がよかったです。
味の濃さとしっとり感がポイントなのかも!
こんなときにおすすめ
一言でいうと「安心しておいしくいただける、高品質・正統派の英国紅茶」。
お値段はやや高めですが、値段と味がばっちり比例しており、非常におすすめです。
入手方法
筆者はジュピターの店舗で購入しました。
その他の輸入食品店については未確認ですが、商品の性質から考えて、高級志向やおしゃれ志向の食料品店に並んでいる確率が高そうです。
↑流通量は少なめですが、大手ネット通販サイトでも購入できます。