筆者が訪れた紅茶のおいしいお店をゆるーくご紹介する、カフェレビューのコーナーです。
第14回は鎌倉の紅茶カフェ、Riminiをご紹介します。
知る人ぞ知る鎌倉の新しい紅茶店
Rimini(リミニ)は2020年、鎌倉の佐助にオープンした紅茶カフェです。
2022年3月現在、公式サイトやSNS公式アカウントはありません。
食べログにある程度情報がまとまっています。
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-ubakun-l.png)
コロナ禍に創業したのか、すごいなあ。
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-rinchan-r.png)
そうなの!
しかもこのお店、チャレンジングなのはそこだけじゃなくて……
なんとこのRimini、鎌倉の老舗紅茶専門店・ブンブン紅茶店の目と鼻の先にあるんです!
地図を見てもらうと一目瞭然。
一軒挟んで隣にあるのがわかりますね。
いったい何がどうしてこうなったのか、ちょっと聞くのが怖くて聞けていないのですが……。
ともかく、人気老舗紅茶店の背後にそっとたたずむ、穴場中の穴場なんです。
鎌倉駅からまっすぐ歩けば到着
アクセスはとっても簡単。
JR線、江ノ電、鎌倉駅の西口を出て右前方の通りを、ただただまっすぐ歩いていけば到着します。
![ブンブン紅茶店 店前の通り](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/02/tea-room-bunbun-01-800x600.jpg)
店前の通り
市役所通りを抜け、トンネルを抜け、もう少し歩くと、こんな風景が見えてきます。
![ブンブン紅茶店 外観](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/02/tea-room-bunbun-02-800x1067.jpg)
ブンブン紅茶店 外観
進行方向右手、こちらの建物が先ほどお話しした老舗、ブンブン紅茶店で……
![Rimini 外観](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-01-800x600.jpg)
Rimini 外観
その二軒奥にある白い建物、こちらがRiminiです。
![Rimini 入口](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-02-800x600.jpg)
入口
一見するとよくあるおしゃれな小さいカフェですが、さりげなく「TEA」の文字がそこここに見えますね。
入口は閉まっていることもありますが、店主さん曰く「どうぞ手で開けて入ってください」とのこと。
さっそく行ってみましょう。
こぢんまりとしたナチュラルテイストの店内
内装は白基調のナチュラルテイスト。
こぢんまりとしてささやかな、今時のおしゃれカフェといった装いです。
![Rimini 内観](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-03-800x600.jpg)
内観
まるで人のお宅にお邪魔しているような感覚になります。
![Rimini 窓側客席](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-04-800x1067.jpg)
窓側客席
席数は4席ほど。
すべてカウンター席となっています。
![Rimini 物販棚](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-05-800x600.jpg)
物販棚
棚には紅茶やスパイス、アーティストの作品などがそっと並んでいます。
ご覧の通り、このお店で提供されているのはスリランカの紅茶、すなわちセイロンティーです。
![Rimini テイクアウトスコーン](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-06-800x600.jpg)
テイクアウトのスコーン
入口のそばにはテイクアウトのスコーンが。
帰り際に思わず買いたくなる、なんとも罪な配置です。
香り高い極上のウバに大感激
飲み物のメニューは紅茶とコーヒーがあり、それぞれホットとアイスが数種類ずつとなっています。
ホットのストレートティーはUVA(ウバ)、DIMBULA(ディンブラ)、KANDY(キャンディ)の三種類。
この日はウバを頼んでみました。
![Rimini カップとティーストレーナー](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-07-800x800.jpg)
カップとティーストレーナー
ティーポット内に茶葉が入ったままの状態で提供されるので、茶こしを通して注ぎましょう。
紅茶の量は深めのコーヒーカップ三杯分、たっぷり楽しめます。
![Rimini UVA ストレート](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-08-800x1067.jpg)
UVA ストレート
一言で申し上げてしまいましょう。
筆者がこれまで飲んだなかで一番おいしいウバでした。
まずはその独特な香りにびっくり。
注いだ途端ぶわーっと店中に広がる香りは、一瞬フレーバードかと思うようなスモーキーさがあり、しかしどこかフルーティーでもあり……明らかに他の紅茶と異なる、極めて個性的な香りです。
そして、飲んでみてさらにびっくり。
苦くない! 旨い! おいしい~~~!!!
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-ubakun-l.png)
ウバって、お店ごとに味の振れ幅がすごいというか……いくらなんでも渋すぎ、苦すぎ!っていうのにも結構当たったりするんだよな。
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-rinchan-r.png)
だからこそ、こうしておいしいウバに出会えると感激しちゃうよね!
しかも驚くべきことに、ティーポットに茶葉が入ったままであるにも関わらず、最後までまったく渋くなりません。
安心してゆっくり楽しむことができますよ。
おいしすぎて危険!お食事ワッフル
食べ物のメニューはワッフル、ホットサンド、スコーンの三つ。
それぞれ数種類のバリエーションがあり、スイーツ系だけでなく、お食事系のメニューもあります。
中でも「これは珍しい!」と思った一品を注文してみました。
![Rimini ワッフル ツナ&サルサ](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2022/03/rimini-09-800x600.jpg)
ワッフル ツナ&サルサ
ワッフルといえばアイスクリームやチョコレートソースなどのデザート系が主流ですが、こちらはしょっぱいお食事系ワッフル。
名前の通り、ツナとサルサがのっかっているだけのシンプルな見た目ですが、侮るなかれ。
実物の印象は写真の何十倍も強烈です。
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-ubakun-l.png)
か、香りが……焼きたてワッフルとスパイスの香りが胃袋をわしづかみにしてくる……!
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-rinchan-r.png)
アツアツのサクサク、しかもジューシー!
これは危険、危険だよ~!
騙されたと思って、小腹の空いているときに注文してみてください。
がっつきますよ。
こんなときにおすすめ
おしゃれなプチカフェ感覚で使えるお店です。
紅茶に限らず、コーヒー派のお客さんにも好評らしいので、鎌倉散策の折にぜひ立ち寄ってみてください。
1人~2人程度での利用がおすすめです。
注意点としては以下のようなところが挙げられます。
とても小さなお店なので、グループでの利用には向きません。
また、セットメニューはなく単品のみなので、一見割高に感じるかもしれません。
![](https://yurutea.com/wp-content/uploads/2019/02/icon-rinchan-l.png)
実際はこれまでご紹介してきた通り、ばっちりお値段に見合ったおいしさが楽しめるので、ご安心ください♪
基本情報
ちなみに、鎌倉には同名の洋服屋さんも存在します。
Instagramの@rimini_kamakuraは洋服屋さんのほうのアカウントです。
カフェのほうの店主さんに確認したところ、店主さんのお母さまが洋服屋さんのほうを経営されているとのこと。
それで店名も同じにしているんだそうです。
鎌倉散策の際は、両店セットで訪れてみるのも一興かもしれません。