筆者が訪れた紅茶のおいしいお店をゆるーくご紹介する、カフェレビューのコーナーです。
第15回は横浜、山手のカフェ・ザ・ローズをご紹介します。
山手111番館にある喫茶室
カフェ・ザ・ローズは山手111番館の一階にある喫茶室です。
横浜の山手エリアといえば数多くの西洋館があることで有名ですが、このお店は、そんな歴史的な建築物の中に存在しています。
ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、港の見える丘公園のローズガーデンを見下ろす建物は、大正15(1926)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として建設されました。
本物の洋館でおいしい紅茶が楽しめるなんて素敵!
横浜観光でぜひ訪れてほしいスポットのひとつです♪
元町・中華街駅から行くときは6番出口!
みなとみらい線、元町・中華街駅からは徒歩約8分。
ただし、お店は駅よりもずっと高いところにあるため、普通に歩いて行くと、急な坂道や階段を一生懸命登らなければなりません。
以下、山登りを避けるおすすめのルートをご紹介します。
カフェ・ザ・ローズがある山手111番館は、港の見える丘公園という公園の一角にあります。
この地図を使ってご説明すると……
ポイントは、元町・中華街駅の6番出口を使うこと。
エレベーターやエスカレーターを使って、一気に山の高いところまで出ることができます。
元町口改札を出て右手に進んでください。
エレベーターやエスカレーターで登って6番出口を出たら、あとはてくてく歩いて港の見える丘公園を目指しましょう。
公園に到着すると、噴水の向こうに山手111番館が見えてきます。
こちらは洋館内部を見学するための入口です。
カフェ利用の場合は、建物に沿って反対側のテラスへ回りましょう。
お疲れさまでした、カフェ・ザ・ローズに到着です!
テラス席でローズガーデンを満喫
洋館内にあるカフェなので、もちろん屋内席も優雅で素敵です。
しかし、筆者の一押しは断然テラス席。
開放的な空の下、広々としたローズガーデンを間近に眺めながら紅茶をいただくひとときは、ただただ贅沢の一言です。
テーブル同士の間隔が広いので、ペット連れ、お子様連れでものびのび過ごせます。
席に着くとこんな感じ。
さて、ここで少しお庭のほうを向いてみましょう。
わああ~~~!!!
すごい眺めでしょ!
えっ、貴族?
私たち貴族になったの?
(笑)
初夏と秋、限られたバラの季節にだけ拝める絶景です。
狙えそうな人はぜひ狙って行ってみてください。
もちろんそれ以外の季節にも、お天気のいい日はテラスへどうぞ!
広々とした庭園に囲まれてのんびり過ごすひととき、最高ですよ♪
濃厚なビーフシチューに水出しアイスティーを合わせて
席についたら、注文と同時にお会計をします。
お食事のメニューは以下の三種類です。
- ハンバーグ
- ビーフシチュー
- クロワッサンサンド
種類こそ少ないですが、それぞれしっかりとした洋食がいただけるので、ランチにもとてもおすすめです。
筆者の一押しはこちら。
奇をてらわない正統派のビーフシチューです。
牛肉、にんじん、じゃがいもがゴロンゴロン入っており、どれも柔らかくてほくほく。
ルーは濃厚うまうまで、具にも味がよく染みています。
パンは密度が高くもっちりとしています。
セットのドリンクはアイスティーがおすすめ。
ドリンクメニューの「アールグレイティー」を使った水出しアイスティーです。
クリアで優雅な香りと、すっきり澄んだライトなお味が特徴。
味の濃いビーフシチューと合わせると、抜群のバランス感を発揮します。
バリエーション豊かなデザートも必食
お食事だけでも雰囲気満点でじゅうぶん満足できますが、せっかくこのお店に来たのならデザートもぜひ。
定番のケーキセットから、オリジナリティあるデザートセット、テイクアウトのソフトクリームまで、バリエーションが豊かでおすすめです。
今回はその中から、お店のオリジナリティが光る一品をご紹介します。
ローズガーデンを見下ろすお店ということで、バラにちなんだ紅茶やデザートがいろいろあります。
このローズソフトもそのひとつ。
ほんのりとピンクがかっていて、華やかなバラの香りが楽しめます。
セットのドリンクはオリジナルローズティーにして、バラづくしのティータイムを演出してみました。
ダージリンにバラの香りをつけたフレーバードティーです。
お店の一押しとあってさすがに美味!
着香の具合も自然でほどよく、心ほどけるおいしさです。
オリジナルティーのほかには、フランスの紅茶ブランド、ニナスの紅茶が四種類ほど提供されています。
「マリー・アントワネット」「ジュ・テーム」「ヴェルサイユ・ローズ」……。
お店の世界観にぴったりの紅茶が揃ってるね!
こんなときにおすすめ
おひとり様からグループまで、お子様連れやペット連れの方にもおすすめのお店です。
特に洋館、庭園、バラ、紅茶……こういった世界観が好きな方にはぜひとも訪れてほしいです。
雨の日に屋内席でももちろん楽しめますが、ぜひ晴れの日のテラス席を狙って行ってみてくださいね。
注意点としては以下のようなところが挙げられます。
元町・中華街駅からのアクセスについては、この記事の始めでお話しした通りです。
セットのホットティーの量が少ないのは、紅茶好きにとっては少し残念なポイントかもしれません。
基本情報
テラスの席数は、公式サイトには15席とありますが(2022年6月17日現在)、筆者が訪問した際には24席ほどあったように思います。
天候等、時と場合によって変わるのかもしれません。